「丸山眞男研究=その人と思想=」

和久利康一 著 2003年11月発行 価格¥2,500(消費税込)
目次
〔第一部〕回想の丸山眞男=師として、人間として
第一章 先生との出会い
第二章 演習の思い出
第三章 「丸山語録」と余話
第四章 「丸山説」をめぐる若干の問題点
第五章 幡ヶ谷での集い
第六章 水戸での二日
第七章 最後の晩餐会
第八章 「戦争責任論」をめぐって
〔第二部〕丸山眞男の思想=その今日的意義を問いつつ
第一章 丸山思想史学の体系
第二章 『日本政治思想史研究』について
第三章 福沢諭吉の思想について
第四章 『現代政治の思想と行動』について
第五章 「日本の思想」について
第六章 「忠誠と反逆」について
第七章 『現代日本の革新思想』について
第八章 「歴史意識の『古層』」について
「丸山眞男の思想=その今日的意義を問いつつ=」

和久利康一 著 2006年6月発行 価格¥2,700(消費税込)
目次
第一章 丸山思想史学の体系
一 「学統」という視点から
二 「丸山学」の変遷過程
三 丸山が影響を受けた思想家たち
第二章 『日本政治思想史研究』について
一 近世儒教の発展における徂徠学の特質並びにその国学との関連
二 近世日本政治思想における「自然」と「作為」
三 国民主義の「前期的」形成
第三章 福沢諭吉の思想について
一 「福沢諭吉の儒教批判」
二 「福沢に於ける『実学』の転回」
三 「福沢諭吉の哲学」
第四章 『現代政治の思想と行動』について
一 「超国家主義の論理と心理」について
二 「日本ファシズムの思想と運動」について
三 「軍国支配者の精神形態」について
第五章 「日本の思想」について
一 日本思想の無構造性と雑居性、そして「思い出」の噴出
二 「国体」という非宗教的宗教
三 天皇制という無責任体系と家族国家
四 「実感」信仰と「理論」信仰
第六章 「忠誠と反逆」について
一 論議の前提
二 「忠誠と反逆」の原型と変容
三 明治維新期における忠誠の相剋
四 自由民権論者とキリスト者
五 日本的「忠誠と反逆」の集中パターン
第七章 『現代日本の革新思想』について
「第一部」について
一 民主主義とナショナリズム
二 日本の反動思想
三 安保後のマルクス主義思想
「第二部」について
一 先進国革命と社会主義
二 イデオロギーと科学
第八章 「歴史意識の『古層』」について
一 日本思想の「古層」と変容
二 日本的「古層」の基底範疇
三 「つぎつぎになりゆくいきほひ」
第九章 「闇斎学と闇斎学派」について
一 問題の所在
二 江戸儒学における「変容」
三 闇斎学における「斉一」と「分裂」
四 闇斎学の「正統」性
五 「O正統」と「L正統」
六 「聖人の道」と「神道」との相剋
七 「初めに『異端』ありき」
八 「血統」か「有徳」か
九 「神勅的正当性」論の崩壊
「丸山眞男の日本論=そのモチベーションとダイナミズム」

和久利康一著 2009年1月発行 価格¥2,500(消費税込)
目次
第一話 「歴史意識の『古層』」について
〔丸山論文〕「歴史意識の『古層』」解説 和久利康一記
(その一)「記・紀」の史官たちは、なぜ中国皇帝(天子)位の「天授観念」を「万世一系」に変えたのか
(その二)「生成」のアニミズム(オプティミズム)
(その三)日本神話の成層と日本人のルーツ
(その四)「ミネルバの梟」はたそがれ時に羽ばたく
(その五)「歴史」についての見方
(その六)進歩史観と進化論、そして自然法と自然権
(その七)「丸山古層論」の意味するもの
〔補論〕
(その一)「歴史的実証」ということについて
(その二)「天皇制」について
「丸山古層論」を研究し終えての感想 大田孝伸記
第二話 「正統と異端」について
はじめに 和久利康一記
(その一)「丸山学」における「正統と異端」
(一)『日本政治思想史研究』における「正統と異端」
(二)「日本の思想」における「正統と異端」
(三)「史誠と反逆」における「正統と異端」
〔補論〕
(その1)『現代日本の革新思想』について
(その2)「八・一五革命説」について
(その3)田中宏和著『丸山眞男の思想がわかる本』について
(その二)「闇斎学と闇斎学派」について
〔補論〕
(その1)昭和政治思想史における一断面=大いなる「トランス」の時代
(その2)「唯一・絶対・普遍」(例えば「神」)という不可知的なもの
あとがき 大田孝伸記
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